フラワーエッセンスは

植物の生命エネルギーが高まっている花のエネルギーが転写された水です。

 

 私たちが過度のストレスを抱えていたり、感情面で大きくバランスを崩したようなときに、フラワーエッセンスを数滴飲んだりスプレーしたりして、感情や行動パターンのバランスを整えてケアする自然療法です。

 

丁寧に敬いとともに大切に摘まれた花で、湧き水で満たしたボウルの水面が覆われ、翳りない太陽のもとに置かれて作られます。同様のものが世界中で作られて販売され、日本でも多数のブランドがあり、世界中の主要ブランドの商品を入手し、使うことができます。

 

 医薬品や健康食品とは違い、肉体に直接働きかけるものではありませんが、体調面の不都合が、フラワーエッセンスによる心の重荷の手放しから改善することも知られ、人気が高まっています。

 

製品は20ml前後のスポイト付きのビンの商品が一般的です。クリームに配合された商品や、ペンダントとして身に付けたられるもの、精油の香りも楽しめる手軽なスプレーもあります。

 

副作用や常習性がなく、赤ちゃんからご高齢の方にも使われ、特に疑いを持たないペットや動物たちは変化が速いといわれます。


 飲み方や注意点をもう少し詳しくご説明します。

 

スポイトから直接口の中(舌下)に数滴たらし、しばらく口の中にとどめてから飲み込みます。

 

その前に手のひらにボトルの底をとんとん打ち付けてエネルギーを活性化してから飲むことがおすすめです。

それをしないと作用しないということはありません。

 

アルコールの味が苦手なら、お水やハーブティー、フルーツジュースなどに垂らして飲んでもよいです。

おすすめはやはりお水です。

 

1日の使用適数や使用期間はフラワーエッセンスブランドや商品によって違います。

カタログで確認したり、ご購入やコンサルテーションで受け取る際に確認してください。

 

使い方にとらわれずに直感的に使える面があります。

 

作用がわかりづらい時は特に、ブランドで推奨される使い方をお勧めします。

 

基本的には1日2~4回、3~4滴と言うブランドが多いです。

ブランドにより1回2~7滴と幅があります。同じのものを3週間前後使います。

 

ショックなどの緊急時は、落ち着くまで回数を増やして繰り返してお使いください。

首や手首などの脈打つ部分に垂らしたり、ボトルを胸元に持つのもおすすめです。

 

もっと飲みたいと感じるとき、量ではなく回数を増やしてください。

 

アファメーションや瞑想、内面的エクササイズとの併用もおすすめです。

 

日記やジャーナリングなど、日々の出来事を記録するのはフラワーエッセンスの使用中には特におすすめです。

読む人の目線を意識してしまいがちなブログやSNSより、自分だけの空間で記録することで体験が深まります。

 

 

緊急時用のフラワーエッセンスを除き「ご自分のために」ご自身で使うことが基本です。

 

家族や友人の飲み物にこっそり入れるなど、感情面に強く働きかける可能性があるフラワーエッセンスを

当人の合意なく、心の準備もなく使うことはできません。

 

何かがよくなってほしいという善意からだとしても、相手を変えたいという健全でない欲求です。

ご自身で使うことで、他者を変えたい想いを見つめ、その奥にある何かを見つける事が最善に繋がります。


 日常や節目のこんなところにサポートがあったら、と…ご自身のニーズで使えます。

 

インスピレーションが欲しい時

 

集中力や決断力を要するとき

 

要らないものを手放したい時

 

過度なストレスが続く時

 

日常の不安定さを落ち着けたい時

 

地に足をつけたい時

 

自分に向き合いたい時

 

セラピーや占いなどの

効果や気づきを深めたい時

 

性別問わず、心や身体の性的な問題

性的行為をより大切にしたい時

 

心や身体のエクササイズ

 

インナーチャイルドや過去、過去生の課題に

精神的、身体的ショックを受けた時

 

入院、手術など、病気やケガの治癒の経過時に

 

自分自身への理解を深めたい時

 

より高次の自分とつながりを感じたい時

 

家族、友人、恋愛、職場などの人間関係の課題に

 

パートナーやよい人間関係を引き寄せたい時

 

転居、異動、旅行などの環境適応に

 

年や季節の変わり目、結婚離婚など

人生の転機に

 

誕生日、命日、記念日

入学や卒業など人生の節目に

 

いのちの誕生やお別れの時

 


 

オーストラリアの原住民であるアボリジニの方々が朝露を癒しに使っていることが知られています。

 

また、中世ドイツのヒルデガルト・フォン・ビンゲン女子修道院長の膨大な自然療法の実践の中で、花の上に布を置き、朝露をしみこませたものを患者に使う施術はフラワーエッセンスに類似しています。

 

1930年代に自然療法としてのフラワーエッセンスをイギリスの医師であるバッチ博士が確立されたことが近代史の中で明確に位置付けられています。バッチ博士の38種のフラワーエッセンスは世界に広がり、近年日本で多くの人に知られ、使われるようになっています。

 

アメリカ大陸で最初にフラワーエッセンスのブランドとしてスタートしたのが、スピリットインネイチャーエッセンス(当初はマスターズ・フラワーエッセンス)で、ヨガナンダの教えに基づいた20種の野菜や果実のなじみ深い花々で構成され、今も変わらず、愛用者が多いブランドです。

 

その後世界各地でフラワーエッセンスの作り手がその土地の花や独特の自然環境でのエッセンス作りに誘われ、現在はアラスカからアフリカまで、世界の花や自然界からのエネルギーの癒しが小さなビンとして私たちが手に取ることができるようになり、日本で作られたものも海外で使われてもいます。

 

太陽のもとで摘んだ花を水に浮かべるバッチ博士によるエッセンスづくりのメソッドが、フラワーエッセンスの作り方としては現在も多くの作り手が同様に行っていますが、花を摘むことなく晶洞鉱(ジオード)を器にして作るPHIエッセンスというブランドでは、サボテンの花や、花でないキノコ、海の生き物、野生動物などのエッセンスが彼らを傷つけることなく作られるようになりました。

 

また、ジェム(鉱物)やパワースポットのような土地や環境、惑星など…私たちの身の回りの多様な自然の純粋なエネルギーをお水に移してを飲むことにより、最善の状態で受け取ることができ、それぞれに受け取った変化をそれぞれに自然界に還元していくこともでき、私たち、動植物、鉱物、環境のすべての繋がりをより身近に感じられます。


 

まとめ…フラワーエッセンスを6W3Hでご紹介してみます。

 

Whoー誰が?…誰が始めたの?

 

英国の医師、細菌学者

ホメオパスである

バッチ博士が

自然療法として確立。

Whomー誰に?

 

赤ちゃんから高齢の方

みんなのために。

ペットや植物にも使えます。  

Whenーいつ?

 

バッチ博士の

療法の始まりは1930年代。

世界恐慌のころにあたります。

 


Whereーどこで?

 

 発祥の場所はイギリス。 

現在は世界のすべての

大陸や海で作られ

世界数十か国に

愛用者がいます。

 

入手する場所は

オンラインショップや

雑貨のお店や

ご相談に対応している

サロンなど。

Whatー何?

 

スポイト付きの

ガラスビンに入った 

植物の成分や

味や香りを含まない

花の生命エネルギーだけが

写された液体。

 

多くの製品は保存剤として

アルコールを含み

輸入製品は酒税法の規定で

塩が加わります。

Whyーなぜ?

 

バッチ博士は

症状や病気を治しても 

患者が同じ病気で

またやってくることから

繰り返されるパターンや

その人自身を治せないか?

と思ったから。

 

2000年以降

より複雑になる世界の

ニーズも使われる花も

多様化しています。


Howーどのように?

 

作られ方は

湧き水で満たしたボールに

摘んだ花を浮かべ

太陽光のもとに数時間置く。

 

使い方は 

スポイトから口中(舌下)に

垂らします。

How manyーどれくらい?

 

一般的には1回数滴を

1日3~4回使います。

 基本的には同じものを

3週間前後使います。

 

エッセンスの効果は

量ではなく回数です。

ブランドにより違いがあり

使う方の感じ方で

調整も可能です。

 

How longーどのくらいの期間?

 

一般的には2~3週間

大きな課題に向き合うには

種類を変えて

3か月程度継続します。

 

緊急時のショックに

対応したものは

その状態が落ち着くまで

頻回に使います。


 

フラワーエッセンスのスプレーやクリームなどの商品の多くは、エッセンスの性質にあったアロマセラピーの精油の香りを加えてあり、エッセンスの働きと香りの相乗効果が期待できます。

 

フラワーエッセンスと香りの成分の精油を使うアロマセラピーとしばしば混同されます。

近いところの植物療法、自然療法をご紹介します。物理的な成分を含まないフラワーエッセンスは、これらのアイテムとの併用も可能です。


  アロマセラピー

 

花や植物の各部位を大量に「蒸留」して得られる、高濃度で濃縮された微量の油分「精油」を適度に希釈してマッサージしたり「香り」をお部屋に満たすなど、リラクゼーションとして使います。

 

フラワーエッセンスのスプレー商品やクリームの多くは、エッセンスの性質と合う高品質の精油で香りづけされています。

  メディカルハーブ

 

生や乾燥した植物の花や葉、根をハーブティーとしてお湯に「成分」を「抽出」して飲んだり、入浴に使ったり、アルコールに浸したチンキ剤や、オイル、クリームなどを作って使う外用の活用もあります。

 

フラワーエッセンスを直接口に垂らすほか、飲み物に加えるなら、カフェインを含まないハーブティなどがおすすめです。

  ジェモセラピー

 

木の新芽やつぼみに含まれる、未分化ですべての部位になりうる再生可能な細胞である「幹細胞」を生の状態で抽出したものを飲む自然療法です。

 

身体に足りないものを補うというよりもむしろ、私たちの中に元々備わっているバランスを取る能力と適応する能力を最大限に引き出すという考えに基づいて作られています。


  ホメオパシー

 

フラワーエッセンスに似た波動の療法ですが、作り方は違います。材料は植物に限らず多様で、毒性の害が出ないほどに希釈された毒のあるものも含みます。レメディ(治療薬)は小さな砂糖玉にしみこませてあります。ちなみにホメオパシーでのカモミラ(カモミール)は 歯の生え始め、生え変わりのイライラに使われています。

  ティッシュソルト

 

ホメオパシーから派生した自然療法で、日本語では生命組織塩といいますが、塩ではありません。体内のミネラルバランスに働きかけ、足りなければ補わせ、多ければ排泄させるという働きがあります。

ホメオパシーほど膨大な選択肢がないため家庭療法に取り入れやすくフラワーエッセンスとも相性がよいと言われます。

 

余談です。ピーターラビットの絵本の中で、おなかが痛くて眠れないピーターに、お母さんがカモミールティーを飲ませてくれる場面があります。これはメディカルハーブの家庭療法です。

 

フラワーエッセンスの場合は眠くなったり落ち着かせる成分で効くのではなく、本人が眠れない理由に気づき、それを解消したり行動が変わることで眠れるようになるなど、自覚的でも無意識ででも内面の変化に働きかけます。