ご訪問ありがとうございます。
完全介護離職後の再開に時間をかけています。
母ひとりと子が独立したのちの自分もひとり、という実母の認知症介護の時期に更年期の終盤が重なったことで、自分の心身の大きな変化を体験し、その過程に、長年学ぶ機会や使用を継続してきたフラワーエッセンスがあった私は恵まれていたと思います。
認知症の介護は、当初の通い介護の時期は自身の怒りとの戦いでした。施設入居で一旦離れたのちに、すでに実の娘の私を認識できない状態で2年半同居介護、これは無茶でしたしお勧めできませんが、絆の癒しと自分との再会が繰り返される癒しの日々でした。
母や、介護サービス等で関わっていただいた皆様、その時期を乗り越える助けになってくださった、エッセンスや認知症リハビリ、ホリスティックないのちの学びでご一緒した皆様方の存在あっての今です。
今年60歳、大きな暦のひとめぐりの締めくくりで、自分の生前葬の体験をいただきました。
エンディングアロマテラピー講座の中でのことです。
これまでの自分に一旦死んでもらわない事には…そのくらいに感じたこと、そして、死生観という大切な学びを共有した仲間たちとともに生き返り、これからの自分の人生の歩みが楽しみになりました。
焦って転ぶことに身構えるのは、歩き始めたばかりの赤ちゃんとは違う、使い慣れた身体の、かばうべきところがある年代ならではです。
写真は、母が認知症認定を受ける以前、鍵をよく無くす母に作った、木彫りのハートが入る手編みの巾着です。小さいけれどしっかり鳴る鈴もけました。
これにさらにかわいい柄の着物地のひもをつけ、首にかけるようにしてもらい、工夫好きの私のアイディアを楽しんで、気に入って身に着けてくれていました。
そのままでゆっくりとした進行にとどめ、優しいサポートでそばに居続けられたら、と、今だからこその振り返りの想いがありますが
当時、私の感情の起伏が手に負えなくなり、施設入居を考え、それが実現するまで、母の事、自分自身のこと、いずれも「思うとおりにならない」という思い込み、重いゴミのような、前向きでない思考にはまりがちでいっぱいいっぱいになっていました。
当時の自分に対しての自責に陥りそうな時期を通りました。
その後、自分の深いところにあった意外な事実に何度も再開したのちの今は、自分含めて誰も責められることなく、後悔なく、母の残りの日々も自分のこれからも大切にしようと現在に至っています。
まだ言葉にしきれない介護を経た思いがたくさんあり、何か文章を打ち始めると、いつの間にか認知症の周りのこと、母の事に繋がってしまいます。
そんな思いのいくつかのことを、今辛いさなかにいらっしゃる方が楽になっていただけるように生かせたらと思っています。
ケアする立場の方は、ご自身のことが後回しになりがちです。
その時間を作ることがそもそも大変だったりしていました。
フラワーエッセンスのケアアイテムは、ケアしながら自分もケアされていると感じられること多々ありです。
実際にそれを実感してきた体験の整理もしながら、まずはケアラーズセルフケアの部分をお伝えしたく、再開に向かい、丁寧に歩んでいます。
今後ともよろしくお願い致します。